かつて使ったことのあるコンパクトカメラについて、その時点での感想を特に脈絡もなく書き綴っています。時系列順に記載していないことから、順に読むと多少の矛盾もあります。個人的かつ独善的な記述ですので気に入らない部分は無視してください。
機種名 概 観 簡単な説明と使ってみた感想
PENTAX
ESPIO 928
PENTAX ESPIO928
・最近ではデジカメとほとんど同義語になっていますが、少し前のものはフィルムカメラになります。中でも昭和40年代ころの製品はまだプラスチックが普及していなかったため、金属製のカメラが多く、今の視点でみると重量感と精密感のあるいかにも機械といった雰囲気を持っています。またこのころのカメラは「クラシックカメラ」というほど古いわけではなく、現代に十分に通用する性能を持っています。
CONTAX
T3
CONTAX T3
・結果はやはり評判通りでした。解像度の高さは圧倒的なものがあります。色再現性もツァイスです。カメラ本体の造りは悪くはないですがレンズの性能には届いていないと思います。
・レンズはCarl Zeiss Sonnar 2.8/35 T*です。いいカメラですがT2の出番がなくなることはなさそうです。
KONIKA
BM-301
KONICA BM-301
・角型で突起物のないシンプルなデザインで、そのあたりにもこだわりを感じます。向かって左側の黒い部分は電池室で大きな電池が入ります。ここを切り詰めればさらに小型化できたのではと思いましたが、ストロボを発光してみて納得しました。余裕のある電池を入れることのメリットを考えた上でのデザインなんですね。
・レンズはKONICA LENZ 35mmF3.5です。F2.8でない点が残念ですが、まあ無理をして画質を落とすよりはいいかなと思います。
KONIKA
BM-310Z
KONICA BM-310Z
・コンパクトカメラとしては多少大きめで重さもそれなりにあります。
・レンズは35mm~70mmで無理のない2倍ズームです
・デート機能、DXコード対応、±1.5の露出補正など、他のビッグミニシリーズと同様の機能となっています。
NIKON
L35AD2
Nikon L35AD2
・レンズはNikkorではなくNikon LENSと表記されています。一眼レフ用のレンズと差別化しようとしたのでしょうか。しかしこのレンズなかなか良く写ります。
・露出補正ができないフルオートで、単純な操作のカメラですが、優れたデザインゆえ存在感があります
・デート機能があり、DXコードにも対応しています。
KYOCERA
T PROOF
KYOCERA T PROOF
・生活防水仕様であるため、登山などアウトドアにも気軽に持ち歩くことができます。
・ユニークな機能として、ウェストレベルファインダーのように上から覗き込んでフレームすることができます。写る範囲を確認することができます。極めて簡易な構造のウェストレベルファインダーといえばいいでしょうか。高山植物などをローアングルで撮るときに重宝します。
OLYMPUS
XA3
OLYMPUS XA3
・レンズはXA2と同じD.Zuiko 35mmF3.5で、XA2同様のシャープな画像が得られます。
・1本のフィルムを撮り終わるのに時間がかかるので、どこかのショットに日付を記録しておき、後で整理するときに目印にしています。裏蓋が少し出っ張ることになりましたが、まあ許容範囲でしょうか。
OLYMPUS
XA2
XA2
・レンズはD.Zuiko 35mmF3.5です。充分な解像度を持っています。発色も豊かでどこかツァィスの描写に通ずるような雰囲気もあり、私的には気に入ったカメラです。
・このカメラは大変コンパクトで軽量です。カバンの中に入れておいても邪魔になることはありません。おかげで出張などで荷物が多くて最悪の条件でもカメラを置いていくことはなくなりました。
CONTAX
T2
T2
・レンズはCarl Zeiss Sonnar T* 38mmF2.8です。周辺光量が結構落ちますが、これはこれで個性と考え気にしません
・このカメラのレンズバリアも35TiやTC-1同様、1枚板による自動開閉です。パコーンとしまる動作は本体質量の大きさもあってか決してチープな印象はなく、もっか一番稼働率の高いカメラです。
KYOCERA
TZOOM
TZOOM
・ボディの形状が、例えれば"ダルマ"といった感じでゴロンとした印象です。これがどうにも馴染めませんでした。
・解像度は、やはりズームレンズですから、単焦点と比較するのは酷というものかと思います。発色はやはりツァイスです。
・ファインダーには視度調節機能がついているなど、仕様的にはハイレベルなカメラです。
CONTAX
TVS
TVS
・レンズはCarl Zeiss Vario Sonnar T* 28-56mm F:3.5-6.5です。小雨のお墓参りで撮った写真が花の色が鮮やかでおどろいたことから、このカメラに対する認識が変わりました。曇天などのコントラストの低い場面で威力を発揮するレンズなのでしょうか。
・このカメラのレンズバリアは手動です。つまりキャップをはめる訳ですが、なんとそれもチタン製。さすが"高級機"です。私にはT3とは決定的に違う個性と映ります。そういえば、昔のSP時代のペンタックスも金属製キャップでした。趣味の道具ですから、合理性ばかりでは物足りないわけです。
minolta
TC-1
TC-1
・レンズはG-ROKKOR 28mmF3.5。解像度は十分です。よく言われるように周辺光量が落ち込みますが、これはこれで私の好みです。
・チタン外装で高級感と精密感があります。その意味で独特の存在感があります。
・このカメラも35Tiと同様、レンズバリアーが1枚板で、パコーンと閉まります。全体的に動作音が大きめで上品な音とはいえませんが、まあ一所懸命に動いていると思えは気にはなりません。
minolta
HI-MATIC F
HI-MATIC F
・アルミ外装のせいか、思ったよりも軽く、持ち歩きに都合がいいです。
・描写は控えめな発色で独特の雰囲気があると思います。自然の風景よりは街の中での撮影に向いているような気がします。
NIKON
35Ti
35Ti
・チタン製のボディは高級感に満ちており、いわゆる高級コンパクトの中では抜きん出た存在感があると思います。
・レンズはNIKKOR 35mm/F2.8、前玉が大きく感じます。これが存在感のあるデザインにつながっているのではと思います。レンズの描写には特別な印象はありませんが、過不足なくよく写ります。
・スイッチをオフにするとレンズが沈胴してバリアーが勢いよくパコーンと閉まります。この音が心地よく感じます。メカとして存在感のある、所有して満足感のあるカメラです。
OLYMPUS
35ED
35ED
・シャッター音は私が知る限りではオリンパス35シリーズの中で最も普通の音がします。何から何までスタンダードということでしょうか。
・レンズはD.ZUIKO 38mmF2.8で解像度はCONTAX T2などと比較しても見劣りしません。このレンズは他の35シリーズには使われていないようです。
OLYMPUS
35RC
35RC
・小さすぎず、程よくコンパクトで携帯性に優れています。
・金属製で質感がよく、小さいせいかズッシリとした重さを感じます。
・シャッター音は動作部分の質量が大きいのかボディにこもるような音がします。
OLYMPUS
35DC
35DC
・レンズの解像度は高く、OMシリーズの50mmF1.8と撮り比べたところ、ほとんど差がありませんでした。
・シャッターを切るとプシューンというような特徴的な音がします。この音は好みではありません。
・せっかくの大口径レンズですが、開放絞りを活かして意識的にボケを楽しむといったことができません。
・今まで使った固体4台すべての傾向ですが、CDSの劣化による感度の低下によって、露出オーバーになる傾向があります。フィルム感度を少し高めに設定することで補正可能です。
OLYMPUS
35ECR



35ECR
・とにかくよく写ります。ときにはサブがメインを凌駕することもありました。フットワークがきくせいでしょうか。
・落ち着いたデザインで金属の質感がいいと思います。水銀電池は入手できないため工夫が必要です。